イルフェボーの想い
イルフェボーは、こだわらない為の…こだわりをもち、 変わらない想いをつなげていくため、変化し続けるワイナリーを目指します。 ぶどう畑は気候変動により、毎年ブドウの成長や品質も異なります。 毎年違う気候を柔軟に受け入れ、こだわりを持って変化に対応します。 健全なぶどうを栽培し、品質の良いワインを提供します。 千曲市のテロワールを、一粒一滴にこめて…
只今、ワイナリー一生懸命計画中!!
イルフェボーの始まり 地域密着型ワイナリー
初めのきっかけは日ごろ関わっている方々の悩みからでした。 「高齢化に伴い作物が作れなくなり自身の農地が耕作放棄地になってしまっている」 「代々受け継いできた農地が荒れて悲しい」 その耕作放棄地を開墾することにより、少しでもお年寄りの方々が喜んでいただけたらとの思いからワイン用ブドウを作ることにしました。 耕作放棄地を開墾し一部の方々に喜んでいただくだけでなく、地域を明るく元気にしたい!という考えから市外、県外の方々にも楽しんでいただける観光資源としてワイナリーを作ることを決心しました。 地元の生産されたブドウを使い地元で醸造する、地域密着型のワイナリーを目指しています。

イルフェボーの軌跡 ゼロからのスタート
畑を借り開墾からのゼロスタートだったため、何もかもが初めての経験でした。 最初は手作業からの人力で石拾いや、雑草や雑木の片づけ、杭打ちなどなど、疲労困憊の日々を送っておりました。 これではブドウを植える前に体が壊れてしまうと思い、機械を購入したり、重機の免許を取りに行き、徐々に近代農業に切り替えて行きました。 その中で、一番頼りにして、助けていただいた方が、しまだ農園の嶋田さんでした。 嶋田さんは定年退職後より一人でワインぶどう栽培していた、私たちの大先輩でした。 その経験値から、地域の特性や栽培のアドバイスをして頂いたり、一緒に作業を手伝って頂きました。 そのおかげで、今の弊社の圃場が畑らしくなったといっても過言ではありません。 嶋田さん初め、沢山の方々のお力をお借りして今日に至っています。
栽培品種
私が飲んで「美味しい!!」と感じ、自信をもっておすすめできる品種を栽培しています。
メルロー Merlot
しっかりとした朱色で、酸味は少なく芳醇でまろやかな味わい。タンニンは。アルコール度数は高く、プルーンのような熟した黒い果物の香りがする。
カベルネ・ソーヴィニヨン Cabernet Sauvignon
赤ワインの代表的な品種。深みのある色で濃厚な味わいが出る。渋さと酸味のバランスが良くしっかりとしたタンニンが特徴。
シラー Syrah
豊かなタンニンでとても力強い味わいが特徴。果実の香りの中にしっかりとした酸味があり、赤ワインの味を楽しめる。
カベルネ・フラン Cabernet Franc
カベルネ・ソーヴィニヨンの親にあたる品種で、色は薄目でより軽やかな味わい。
ピノ・ノワール Pinot Noir
栽培が難しい品種であり、果皮の色が薄いため淡い朱色が特徴。味はタンニンの渋みは少なくフルーティな味わい。
シャルドネ Chardonnay
白ワインの代表的な品種。ブドウそのものには突出した個性がないため、栽培地や醸造によって味わいが変化する。
ソーヴィニヨン・ブラン Sauvignon Blanc
フルーティでインパクトのある香りを持つ品種。さっぱりとした酸味を持ち、搾りたての果実のような味わい。
ゲベルツトラミネール Gewurztraminer
うっすらとピンク色をした品種。アロマを感じさせる独特の香りがあり、酸味が少ないので甘さと風味が口の中で広がる。
イルフェボーマップ
長野県千曲市に点在した4か所の圃場で、それぞれ標高400m~800m高低差を生かした栽培をしています。株間の間隔、畝間の間隔、仕立て方(長梢剪定、短梢剪定)を変えて土地の特性に合った栽培しています。

倉科地区は標高400m、北向きで日照時間はやや短いですが水はけがよく生育が早いのが特徴です。また、北アルプスの眺望とワイン用ブドウ畑がとても綺麗です。

八幡地区は標高450m、北向きで日照時間は長く水はけはあまりよくありませんが病気が少ない地域です。

大田原地区は標高800m、南向き斜面で日照時間が長いので栽培に適した場所です。 獣害(鹿、タヌキ、ウサギ、イノシシ)や遅霜の影響がありますが対策を行って栽培しています。

中原地区は標高450m、東向きで日照時間やや短く水はけはあまりよくありませんが生育が早いのが特徴です。弊社が最初に耕作を開始した圃場です。
